第7話に引き続き、Netflixの「悲しみより、もっと悲しい物語(比悲伤更悲伤的故事)」を鑑賞しましたのでレビューしてみたいと思います。
https://www.netflix.com/jp/title/81442597
出演:ワン・ジン、フェンディ・ファン、シャオ・ユーウェイ
第8話「クリームとK」
まさかクリームが生きているなんて想像もしなかった。
入水自殺することで2人の愛が完結したと思い込んでいたから…。「あと何話もあるのにどう話を進めるのだろう。。」って心配していたけど、こういうことなのね。
一命をとりとめたクリームはKが残した曲を完成させることで、なんとか生きていく決意をする。作中で流れる曲「一番の悲しみ」はどうやって2人で作ったのか不思議でしたが、ここにきて理解できました。
ヤン先生と結婚したことに疑問を持つアン・イーチーたちに答える形でボニー(クリームの親友で歌手)が告白します。
「クリームは初めからKだけを愛していたのだ」と。
最愛の人の最後の望みを叶えるために、好きでもない人(ヤン先生)とキスをし、さらには本当に結婚まで。ドラマでは描かれてはいないが、肉体関係もってことだから、これは辛い。
いままでKの心情ばかり追っていた筆者、わからなかったよ。
結婚式の練習が、実は本番だった
Kに付き添ってもらった衣装合わせや結婚式の練習が、実はクリームにとって本当の結婚式だったとは!泣いていたのは男ばかりじゃないんだね。
Kが白血病であることもわかっていたし、衣装合わせの部屋で一人ウェディングドレス姿で号泣する場面、架空の指輪を交換するシーンが泣ける。
この女優さん(ワン・ジン 王浄)、いい顔するんですよ。。
Kがあと100日しか生きられないのなら、100日間愛し合って欲しかった、と思う。
でも、それだとKは幸せかもしれないが、残されたクリームはやはり辛い。Kにとって最善の策なのかな、恋人に“いい人”と結婚して幸せになって貰うことが…。
相手の気持ちを考えすぎる、尊重しすぎるとこうなるのか?
『自分を捨てた愛情』が行き着くところはこれなのか。
孤独な2人だからこそ、相手に家族がいなくなるということが大きな問題なんだろうね。
<余談> ワン・ジン(王浄)は小説家としての顔も
クリーム役のワン・ジン(王浄)は98年生まれの24歳、なんと女優兼小説家なんだとか。作詞家の役は彼女にピッタリだったというわけ。また東京大学で政治学の勉強もしていたり、歌手を目指していたなど、多才な方。
ワン・ジン(王浄)の経歴 〜アメリカで嘲笑された経験や、小説執筆、東大入学〜
1998年2月7日生まれで台北市出身のワンジンは、シングル家庭で母親と一緒に育ちました。2009年に中学校入学。
2年次にはアメリカの学校に進学するも、当時は少し太っていたことから、外国人の女の子から「太ったアジアの女の子」や「本の虫」と嘲笑された経験を持つ。
クラスメートに認めるためにソフトボール部に入部し、何もないところからスタメンにまで上り詰めた。
3年生のとき、文学サイトで「菌菌」というペンネームで小説『芭乐爱情(グアバ愛情)』を連載、2年後にも小説『蟑螂哲学(ゴキブリ哲学)』を発表し、この作品はテレビシリーズにもリメイクされた。
2016年に台湾に戻ると、2017年に東京大学に入学(日本にきていた・・!)。大学2年生になると政治学の勉強を始めた。 歌がとても好きで歌手としてデビューしたかったが、曲「小幸运(小さな幸せ)」をカバーして歌った際に女優としてスカウトされた。
第9話も見てみたいと思います。
ライター KIYO
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