第2話に引き続き、Netflixの「悲しみより、もっと悲しい物語」を鑑賞しましたのでレビューしてみたいと思います。
https://www.netflix.com/jp/title/81442597
出演:ワン・ジン、フェンディ・ファン、シャオ・ユーウェイ
第3話「Kとクリーム」
3話も辛い話が続くのですが…最も印象に残ったシーンは、全男子高校生の憧れ
「好きな女の子と一つ屋根の下で暮らす」
という、とんでもなく幸せな展開。
青春も家族も手に入れた
そうKとクリームが高校3年生にして同居生活をスタートさせます。いや〜羨ましい。Kがいずれ亡くなる運命にあるとしても、この思い出さえあればいいじゃないと不謹慎極まりない考えが頭をよぎる。
TBSアナウンサーの安住さんが「人は青春時代の甘酸っぱい思い出だけで、その後の人生を生きていけるものなんだ」とラジオで話していたけど、本当にそんな気がするんだよね。
一緒に通学し一緒に勉強する、一緒に歯磨きする、いいじゃないですか。
でもここは大事なシーンで、孤独な二人が「家族を持てた」というところが、作者が意図するポイント。「全男子の憧れ」なんて軽い話ではないのです。
(脱線したなあ。。)
誕生日に2人で願い事をし、じゃれ合う中で「今日から家族だよ」と囁くクリーム、その言葉にじんわりとくるK。
恋愛レベルじゃない深い繋がりが生まれた瞬間なんだと思います。
気になる子役
もうひとつの山場は、5回目の手術を受けるアン・イーチーの病気の子供が、自分が亡くなった後アンが一人になることを心配し、母親の恋人を探していたと告白するシーン。
美人のアンに対して、子供が似ても似つかぬアフロヘア&あまり可愛くはない(失礼)なのが気になって話が頭にすんなり入って来ない、どうしてこの子役なんだろう。演技力を買われたのかな?
少し調べてみますと以下記事では”天才子役”として紹介されていたので、注目されている俳優ではあるようです。名前は「白潤音(バイ・ルンイン)」2009年7月3日生まれで、2022年時点で13歳だそうです。
《亲爱的房客》天才童星白润音厌世脸大加分
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1681765722009430234&wfr=spider&for=pc
MR.LONG/ミスター・ロンという日本の俳優「青柳翔」さんが出演する映画にも出ているそうです。中国ドラマや映画を続けてみていると、また見かける機会が増えそうですね。
おまけ :誕生日に願掛けはするのか?
クリームが誕生日ケーキを前にして願い事を3つしますが、この習慣って日本では見かけないので気になりました。
知人の中国友達に聞いたところ、『願掛けはします』と言ってました。
色々調べてみますと、どうやらドイツの「キンダーフェンテ」のお祝いから、誕生日に願掛けをする習慣が生まれたという意見が。
現代のように豪華にデコレーションされた誕生日ケーキでお祝いされるようになったのは、中世に入ってからのことです。13世紀頃のドイツで「キンダーフェステ」というお祝いが行われ、誕生日を迎える子どものためにキャンドルで飾ったデコレーションケーキが用意されました。
今は子どもの年齢の数を立てるのが一般的ですが、当時は一本多く立てられ、この余分な一本は「生命の灯火」を意味するものだったそうです。同じく願いを込めてキャンドルの火を吹き消す習慣が始まったのも、このキンダーフェスタからだとされています。
http://www.devonport.jp/info08.html
韓国や欧米でも見られるようです。
よくよく思い出したら、想见你「時をかける愛」でも誕生日に3つ願いごとをしてましたね。当時は疑問に思いませんでした。
ライター KIYO
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