中国現地企業を探すぞ! と思い立ってから、
いろいろな方法を試してみました。
前の会社にいるときも、
転職サイトにはとりあえず登録していたので、
だいたい半年くらいはチラチラみていました。
実は前職が副業OKだったこともあり、
無給でいいからアルバイトできないかなと、
Linkedinに出てくる企業に応募も応募したりしていました。
(残念ながら空振り・・!どころか返信なし泣)
実際に試した方法は大きく5種類。
1 友人の紹介
2 Linkedin
3 転職サイト(中国企業)
4 転職サイト(日本企業 in日本)
5 転職サイト(日本企業 in中国)
ただ、探す前提として、本質的に一番の課題となったのは、
中国企業が日本人欲しいってどういう状況よ?
ということで、ふまえると、ハーフでも海外生まれでもない自分は、
結局日本に関わる仕事でないと私の価値はないわけです。
そして私が入り込める余地は2パターン
A 日本人が欲しい中国企業
B 日本人が欲しい中国にある外資企業 ※日系は除く!
Bは、私の中国人の友人で、日本でアメリカ企業で働く。みたいな人もいたので、
自分もこのポジション取りはありだな〜と思っていました。
ただビジネス英語に自信がないので、まあいけるとしたらAかなとは思ってました。
そしてここから各試した方法の結果。
1 友人の紹介
プライベートの友達はかなり大事・・!
特に中国では友達関係が大切です。その分長く住んでいることは1つのアドバンテージ。
これは実際に2社くらいの話せそうなチャンスはもらえたのですが、
そもそも日本人ポジションは需要がないということで駄目でした。
あと採用が決まってからの話ですが、
大学の語学コースの先生が、募集している企業の話を持ってきてくれたこともありました。
外国人向けの先生は優秀な方が多いので、横のつながりもあるのでしょう。
2 Linkedin
Linkedinに出てくる企業はそこそこ有名ブランドが多く倍率高い。
またコールセンター系の仕事を除くと、日本語話せる中国人スタッフ(しかも英語も堪能)の募集はあっても、
日本人募集はほぼ皆無でした。
単純に英語+日本語ならあったかもしれませんが、
中国語を優先事項としていた私からすると、却下でした。
3 転職サイト(中国企業)
実際に4-5個ほどの転職サイトに登録し、
リクルーター2-3人から連絡をもらいました。
そのうち1人からは、某アメリカECの某ア・・の話をもらいましたが、
日本語マニュアルを作成するといった結構単調な仕事で、
お断りしちゃいました。
4 転職サイト(日本企業 in日本)
ビズなんとかや、リクなんとかに登録はしていましたが、
中国企業紹介なんて1個も出てきませんでした。
エンジニアならHUAWEIとか出てきそうですね。
5 転職サイト(日本企業 in中国)
実際にこれを使うことになりました。
現地にはカモメ、インテリジェンス、リクルートなどの現地採用向けのサイトがあり、一番使って良かったです。
それでも、現地企業を紹介してもらえたのは、1サイトで、
1-2ヶ月の間に3社紹介してもらえました。
(もっとも丁寧なリクルーターさんの会社は、残念ながら紹介案件が他より良くなかった)
そこで、はじめに出てきた会社が、私が採用されることになる会社で、
なんとBパターンでした。これは結構ラッキーで、元々日本語喋れる中国人募集をしていたが、
中国語がいける日本人でもOK、ということで紹介してもらえました。
これはリクルーターさんの腕が素晴らしかったのでしょう。感謝感謝。
リクルーターさんとの電話で中国語レベルチェックも受けました。(いきなり中国人の同僚に電話切り替え・・笑)
ビジネス中国語に達しないものの、そのすぐ下の業務交流OKのレベルだったので、
このレベルならビジネス中国語の募集でも応募可能と言ってもらえたのは、自信になりました。
面接1次当日
上海から5時間かけて面接にいきました。地下鉄、高速鉄道、地下鉄とそれは長い旅路でした。。
逆にこんな遠くまで来て落ちたらどうしようと。
オフィスは工場地帯の真っ只中。やばい田舎に来ちゃったな〜と思いつつ、
こういうチャンスはなかなか巡ってこないことを考えるとやるしかない!と思い、
面接に向かいました。
面接は結構タフでした。
怖いとかそういうのではなく、中国人面接官の3人がなんとバラバラにやってきた笑
ので、時間的にタフでした。
1人目に1時間(英語) 私 vs 1人
2人目に30分(英語) 私 vs 2人
3人目に1時間(中国語) 私 vs 3人
※当日まで英語面接があるか不明だったが、一応大枠話せるように準備はしていた。
会議が伸びて2人が遅くやってきたのですが、
これは私としては助かり、1人目を英語長くつかったおかげで、
頭の英語エンジンが1時間後に発動しはじめて、2人目は割とスムーズに行きました。
3人目の一番重要な人物には、中国語でやりました。結構昔の仕事話を細かく聞かれました。
「うちの会社は中国語はマストじゃなく、どちらかというと英語が大事なんだけど大丈夫?」
と聞かれ焦りましたが、2人目の面接官がまあ大丈夫だよとフォローしてくれて助かりました。
後々2人目の方とは、6月に一緒に日本出張、3人目の人は直属ボスになりました。
ちなみに全員女性(おばちゃん込み)です。
ちなみにセールスチームなんかは全部女性で、中国の女性のたくましさ優秀さがわかります。
面接が終わり、上海にまた5時間かけて帰宅。。
面接?2次
翌日にリクルーターの方から連絡をもらい、とても好印象といってもらえました。
これでいけるかな!と思いきや、面接官の3人目から電話がかかってきて、
日本市場をもし私が担当する場合、どんなプランをするのか知りたい。と宿題を出されました。
しかも期日は4日後。
やばい。業界も詳しくないし、1から調べないとだなと。(※面接では業界は無知だと堂々と話していました)
ここでは、2人の人に助けを借りました。
1人は英語堪能な日本人、1人は中国人の彼女(ここ大事w)です。
相談した結果、現状無知な私は量で勝負するしかないなと。
おそらく先方は4日で考える内容に量の期待値は低いだろうと、そこをつきつつ、業界を理解する姿勢&アイディア勝負でいこうと決めました。
彼女には中国人がつくるPPTはどんなものかも聞いてました。
そしてこの4日間はひたすら調査&資料づくりをし、日本語で完成したものを一度Google英語翻訳(笑) ※友人の悪魔的アドバイス
して、それを修正していきました。結果GoogleはPPT資料の短い日本語文章を適切に訳すのに適していなく、大変な時間を結局要することに・・。
(悪魔的アドバイスをした友人が、膨大なGoogle翻訳をチェックすることなり、自らの首を締めていたことは面白かった。)
お二人の英語ダブルチェックの助けを借り、期日ギリギリになんとか提出しました。
面接で英語が社内で一番重要なこと、また社長が欧米人で中国語読めないので、彼が見る可能性を踏まえ、英語資料にしました。
結果、この資料が好評で、採用に繋がりました。
実は資料は割と社内で回って、結構見られていたようです、怖い怖い。
(この時出したプランを今やれと言われ、結局自分の首をしめています。)
採用通知
3人目の面接官から電話をもらい、いつから働けるか、田舎は大丈夫か、彼女がいるなら離れても大丈夫か(・・・)など、聞かれましたが
私は仕事が一番大事だと言い、大学語学コース修了後に働き始めること以外は問題ないと伝え、無事に採用を伝えてもらいました。
振り返ってみますと、
今回個人的にうまくいった点としては、
・給料を気にしなかった
・業界や職種をそこまで気にしなかった
と割り切ったことです。
まだ20代独身で、またシェアハウスでも生きていけるとわかったので、
そこは振り切れたことは良かったかなと思います。
そして面接には友人2人のチェックや、大学の先生には面接のやり方だけでなく、
褒めてくれたりと、モチベーションも非常にあげてもらいました。
これだけ協力してもらうと、もう採用される自信しか湧いてこなかったです。
直近の給料は正直前職よりも3割くらい減ってますが、これからの
一石三鳥(現地企業の経験+中国語+英語)+新しい業界経験は、
間違いなく他の経験より役立つという直感があるので、
頑張ってみようと思います。
再見!
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